6.212016
国内外の家具が揃っている国内最大級のインテリアショップ【IDC大塚家具】
今回は全国に13店舗のショールームを持ち、国内でも最大級のインテリアショップである「IDC 大塚家具」についてご紹介します。
1.IDC大塚家具とは
IDCってどういう意味?
「大塚家具」の前についている「IDC」とはインターナショナルデザインセンターの略です。では、そもそもデザインセンターとは何かというと、アメリカでよく利用されているインテリアコーディネーターがクライアントと共に訪れるインテリアを集めた巨大施設のことです。
大塚家具はデザインセンター本来位の”家具を買う人が専門家と一緒に選べる”という利用方法を採用し、1000人近くのインテリアの専門家がいる巨大インテリアショップを運営しています。
大塚家具の歴史
大塚家具は、埼玉の桐箪笥工房から独立し1928年に創業されました。
独立後、各商品の売り場に販売員がいるのではなく、家具をトータルコーディネートしてくれる販売員が1対1で接客してくれるスタイルで業績を大きく伸ばします。
国内で生活提案型のインテリア販売を確立した先駆者で、1993年には会員制を採用し、さらに売り上げを伸ばします。
2009年にはには初代社長 大塚勝久氏の娘である大塚久美子氏が社長に就任し、さらに2014年、実の父に解任され勝久会長が社長職も兼任することになり、その後も続いた親子の論争が世間を賑わせました。
2.大塚家具の特徴
徹底されたプロの接客
インテリアアドバイザーやカラーコーディネーター、スリープアドバイザーなどの資格を持ったプロの専門スタッフが、丁寧に接客してくれるのが大塚家具の大きな特徴です。
さらに、新居へ同行して、実際に家を見ながらインテリアプランを提案してくれる訪問サービスや、イメージしていることが出来るだけ伝わるように手書きのシミュレーションが出来るサービスも用意されています。
圧倒的な広さと品揃え
13店舗あるショールームの大半は、大きなビルの中の数フロアにわたって家具が展示されており、国内でも最大級のインテリアショップとして有名です。
近年では値の張る家具すらインターネットでの購入が一般化されていますかが、広いフロアそれぞれにある様々なスタイルの家具を実際に見たり触ったり出来るのは大塚家具の大きな特徴の一つです。ベッドは4,400種類、ソファは5,200種類もあります。
3.お家騒動
近年、大塚家具の名前を耳にする機会が増えたのは、娘と父が経営方針を争った内部対立が話題となったからです。
創業者であり、父である大塚勝久氏
広告費を大量にかけて宣伝をする などの勢いのある経営スタイルが成功し、1代で会社を急成長させた勝久氏は、インテリアショップにはそれまでなかった会員制を取り入れ、積極的な接客をすることで婚礼家具や新居へ入居する際のまとめ買いで客単価を大幅に上げました。
現在の社長であり、娘である大塚久美子氏
一方、気軽に入れるインテリアショップを目指した娘の久美子氏は非会員制を推し進め、マストだった1対1の接客をやめることで、より多くのお客さまに来店してもらえるような施策を打ち出しました。
結局、勝久氏→久美子氏→勝久氏→久美子氏と社長が入れ替わり、現在は久美子氏が社長を務めています。
4.大塚家具の魅力
IKEAやニトリの台頭によって家具の平均単価が下がったいまだからこそ、訪れてみてほしいのが大塚家具
大塚家具といえば「高級」「富裕層の行く店」などと思われがちですが、現在の商品価格は大半が中価格帯~高価格帯で構成されており、富裕層のみをターゲットにしたインテリアショップではないのです。
国内外のインテリアが豊富に取り揃えてあり、さらに、専門知識を持つ販売員がフロアに多数存在するので、”数千種類の家具を実際に見ながら専門家に相談して選ぶ”という体験の出来る日本でも有数のインテリアショップです。
今やインターネットでの買い物が当たり前になった今だからこそ、是非実際に大塚家具に行って、自分が生活する空間をより豊かにする喜びをよりリアルに感じてほしいと思います。
公式サイト:http://www.idc-otsuka.jp/
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